今回は冬キャンプの底冷え対策として購入した「THERMAREST(サーマレスト)のトレイルライトWR」の使用後レビューをお伝えしていきます。
冬キャンプの夜は底冷え対策できているか、できていないかで睡眠の質が変わります…むしろ底冷えしていたら眠れないレベルの場合も
せっかくのキャンプで眠れないと次の日も楽しめない&バイクや車の運転に差し支えることも。
今回、底冷え対策として「サーマレストのトレイルライトWR」を購入して快適な冬キャンプの夜を過ごせたので、冬の底冷え対策にサーマレストを検討している方や、サーマレストのトレイルライトWRが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください!
- サーマレストのR値について
- サーマレストトレイルライトの使用感
- サーマレストトレイルライトの設置・収納の仕方
・キャンプ歴4年
・エストレヤSE・ビアンキのロードバイクに乗ってキャンプやツーリングをのんびり楽しむのが好き。
・コンパクトなキャンプギア、機能性重視のキャンプ道具好き。
・TOYOTAのライズを購入し最近はカーキャンプ三昧。
・キャンプは1年中楽しむ派。
冬キャンプの寒い底冷えにはインフレーターマット!
マットには大きく分けてエアマット・銀マット・インフレーターマットの3種類があります。
- エアマット:寝心地が良くコンパクト収納ができる
- 銀マット:安価で購入できる
- インフレーターマット:自動膨張で設置が簡単+断熱性が高い
冬キャンプに適しているマットは、主に断熱性が高いインフレーターマットです。
銀マットも断熱性はありますが単体では真冬の底冷えは防げないため、銀マット+エアマットや銀マット+インフレーターマット、コットなど併用して使用するパターンが多く見られます。
銀マット+エアーマットは冬寒い
とある冬キャンプでのこと…
銀マットの断熱性を過信し、銀マット+エアマットで冬キャンプを過ごそうとしたところ、背中と腰の底冷えが酷くバイクのプロテクターを背中に敷いて寝たことがありました…。
防寒グッズとしては、ヒーターアタッチメント・ホッカイロ・腹巻き等用意していましたが、直接伝わってくる底冷えには太刀打ちできませんでした。
この日を堺に本気で底冷え対策を始めました(笑)
購入したTHERMAREST(サーマレスト)TRAIL LITE WRスペック
- 価格:17,600円
- サイズ:51×168cm
- 収納サイズ:長さ28×直径15cm
- R値:4.5
- 厚さ:3.8cm
- 材質:50Dポリエステル
- 生産国:USA
このトレイルライトWRは「トレイルライト女性用」で販売されています。
女性用モデルの特徴は、冷えを感じやすい背中と足元の肉抜きを少なくしているため、背中と足元部分の断熱性が高くなっているところ!
長さも168cmなので身長が168cmより高い方は、はみ出してしまうので注意してください。
男性でも168cm以下の方でR値4.5のサーマレストを探している方は、「女性用」とは書いてあるものの男性にもオススメです。
因みに私は166cmで縦も横も、はみ出さず問題なく使用できました
サーマレストのR値比較
どのくらい熱を逃さないか、断熱力を評価する指標。
数値が大きければ大きいほど断熱力が高く、寒い冬キャンプに適しています。
R値が4以上あればオールシーズン使用できますが、通常の「トレイルライト」はR値3.2のため、オールシーズン使用できるトレイルライトはWRのみになります。
【R値目安】
R値 | 気温 | トレイルシリーズ |
1 | 20℃ | |
2 | 15℃ | |
3 | 10℃ | トレイルスカウト(3.1) トレイルライト(3.2) |
4 | 5℃ | トレイルプロ(4.4) トレイルライトWR(4.5) |
5 | 0℃ | |
6 | −5℃ | |
7 | −10℃ | |
8 | −15℃ | |
9 | −20℃ | |
10 | −25℃ |
長さ168cmでは足りず、R値4くらいが欲しい方は「トレイルプロ」がおすすめです。
サーマレストマット空気の入れ方
自動膨張するため、エアポンプは必要ありません。
バブルを開放すれば自動的に空気が入ります。
バブルを開放する時は、バブルをひねって少し引くと、バブルが上にあがり、あがっている状態が開放状態です。
バブルを開放すると「シューッ」と空気が入っていく音が聞こえます。
たまに勝手にバブルが下がって閉じてる時があるため、「空気入ってない?」と感じたら、バブルが閉じてないか確認しましょう
自動での空気の入りがイマイチな場合は、直接空気を入れ込めばOKです。
空気を入れ終わると結構厚みがあり、クッション性もあるため寝転んでいて安心感があります。
早く設置したい場合や空気を追加して入れる際、エアポンプを使用したい方は、コンパクトでマルチに使用できるFLEXTAILGEARがおすすめです。
空気の抜き方・収納の仕方
黄色いウイングを矢印の方向にひねり、マットを端から丸めていくと空気が抜けます。
抜けきったらまた開いて、半分に折りまた丸めて収納していきます。
収納袋が大きめなので、半分に折って丸めるだけで無理なく収納可能!
収納袋が小さいと入らなくて何度も丸め直す場合がありますが、サーマレストトレイルライトWRはノンストレスで簡単に空気抜き&収納ができて便利だと感じました。
THERMAREST(サーマレスト)TRAIL LITE WR使用レビュー
ここからは実際に使用して感じた、使用感をお伝えしていきます。
冬キャンプコットなし!銀マット→サーマレストの順番で使用
まずサーマレストトレイルライトWRの使用形態ですが、銀マット(ウレタンマット)+サーマレストで使用しました。
敷いた順番は銀マット(ウレタンマット)→サーマレストの順です。
コットはバイク積載時重量があるため、軽量な銀マットを使用しています。
そのため以下レビューはサーマレスト単体使用ではなく、銀マット(ウレタンマット)+サーマレストの使用レビューなのでご了承ください!
外気温度9℃以下で使用:底冷えしない!
朝の気温が9℃。夜中6℃付近まで下がりました。
R値4.5だと0〜5℃までは許容範囲。目安通り(銀マット使用していましたが)全く底冷えを感じませんでした。
さらにコットを併用すれば目安気温以下でも使用できそうな感じです。
寝心地は:快適
厚さは3.8cmですが、中はエアーだけでなく断熱材が入っているためクッション性があり、寝心地は快適でした。
横向きで寝ても仰向けで寝ても、重心がかかる部分が地面にあたるような感覚もなく、どの体勢でも快適さは変わりませんでした
普段エアーマットを使用していますが、エアーマットは使用しているうちにエアーが抜けたような感じになったり(空気入れが甘い?)、重心がかかる部分が地面に付いているような感じになったりしますが、サーマレストは偏りなく漫勉に膨らんでいる(しかもずっと)という感じでした。
設置・撤収のしやすさ:簡単
空気の入れ方、出し方はバルブの扱い方が分かれば簡単にできます。
また収納も空気を出し切った後、丸めるだけで無理なく収納袋に入れます。
そのため使用〜収納まで、全ての工程が簡単!!
特に収納しやすさには驚愕しました。
収納サイズ:少し嵩張る
収納サイズは嵩張ります。
大袈裟に言うとソロテントと同じくらいのサイズ感です(写真左がBUNDOKのソロテント:ソロドーム1)
インフレーターマットの中では収納サイズが小さい方ですが、通常使用しているエアーマットと比較するとその差は歴然。
断熱素材が入っているため致し方ない部分ですが、バイクキャンプの積載ではかなり幅を持っていかれるので、他のキャンプ道具をコンパクトな道具にするなど積載に工夫が必要です。
他にも冬用のシュラフやインナーシュラフにも幅を取られますが、冬キャンプでの夜の寒さは最悪、凍傷や低体温症などにも繋がってしまいます。
焚き火台やクッカー、テーブル、暖房器具などコンパクトなアイテムを揃えておくのがおすすめです!
冬キャンプの底冷え問題はTHERMAREST(サーマレスト)のインフレーターマットで解消!
THERMAREST(サーマレスト)のトレイルライトWRの紹介と使用レビューをお伝えしてきました。
冬キャンプの底冷えは、冬キャンプの快適さを左右する問題です!
逆に底冷え問題さえクリアできれば、快適な冬キャンプを過ごせます
極寒ともなると、他にも湯たんぽやホッカイロなど暖房アイテムが必要ですが、底冷えがあると他の暖房アイテムを持ってしてでも眠れません(体験済み)
この記事が「サーマレストのトレイルライトWR」を気になっている方の、購入判断の材料になれば幸いです!