バイクでキャンプを始めたい!と思ったとき必要なキャンプ道具を色々と調べますよね。
そして大体リストアップされているのはテント、タープ、シュラフ、チェア、焚き火台など…。
キャンプツーリングでも1番荷物になるテントは寝床となる場所なので必要ですが、キャンプ道具の中でも2番目に嵩張りそうなタープは必要なのか…?
ということで、今回はキャンプツーリングで本当にタープは必要なのか、必要な場合はどんな時なのかをお伝えしていきます。
キャンプツーリング初心者の方で「タープって必要?不要なら荷物や予算から外したい」と思っている方は参考にしてみてください!
- バイクキャンプでタープが必要か
- バイクキャンプでタープが必要な時とは
・キャンプ歴4年
・エストレヤSE・ビアンキのロードバイクに乗ってキャンプやツーリングをのんびり楽しむのが好き。
・コンパクトなキャンプギア、機能性重視のキャンプ道具好き。
・TOYOTAのライズを購入し最近はカーキャンプ三昧。
・キャンプは1年中楽しむ派。
キャンプツーリングでタープは必要?
結論必要性を感じません。
よく「キャンプツーリングに必要なキャンプ道具」で【タープ】のラインナップを見ます。主な理由がバイクをタープの下に入れてバイクを雨や風から守れるという話。
実際50ccなど小型のバイクなら可能かもしれませんが、250cc〜大型のバイクをタープの下に入れて「雨風から守る!」となると結構広めなタープが必要です。
そしてタープ内に入れたところで「雨風からバイクを守らなきゃ!」レベルの雨風ではタープを設置する方がタープの転倒リスクが高く危険です。
「日差しやUVからバイクを守り劣化を防ぐため」と書かれていることもありますが、日差しやUVを気にしていたら晴れた日にツーリングできませんよね…。
っという感じで、キャンプツーリングでタープの必要性を感じません。
キャンプツーリング初心者こそタープはいらない
キャンプツーリングでは積載量に限りがあります。しかしまだキャンプ道具が定まらない初心者にとっては、道具を積載してみないと「載せれるのか載せれないか」の判断はつきません。
そんな中、テントについで嵩張るタープの積載を考えて購入するのは至難の業…。
そして積載の事だけではなく、キャンプ場についてからの設営でも悩まされること必至です。
キャンプ初心者で初めて設営するテントだと、どんなに「設営簡単!」と記載があるテントでも手間取ることも多く、テント設営後はチェアやテーブルを組み立てたり焚き火の準備をしたり…とやることがたくさんあります。
その中にタープの設営が入り込むことでキャンプでゆっくりする時間が削られ、結果「キャンプがめんどくさい」となりキャンプが嫌いになってしまう事も…。
積載面やキャンプでの時間をゆっくり贅沢に楽しむためにも、特にキャンプツーリング初心者の方は「タープ」はおすすめしません。
タープの役割
タープの役割は主に日除けや雨避けなど、家の屋根のような役割をしています。
特にファミリーやグループキャンプではタープで日陰を作り、中にテーブルやチェアを並べて日を避けながら調理や食事を楽しめます。
大人数でのキャンプでは荷物を持ち寄れるため、タープを持ち運びやすく使用するメリットもあるためタープはあると便利です。
しかしソロキャンプやキャンプツーリングでは、タープを広げて日陰を作成するより、テントの入口部分を跳ね上げて日陰を作る方がサイズ感もよく手間もかかりません。
キャンプする人数やスタイルによってタープが「いるか、いらないか」が決まります。
キャンプツーリングでタープが必要な場合
キャンプツーリングでは「タープの必要性は感じない」とお伝えしましたが、タープ泊やハンモック泊ではタープは必要です。
タープ泊
タープをテント代わりにしてキャンプ場で1泊を過ごす「タープ泊」。
荷物で1番嵩張るテントをタープに置き換え、積載量が少なくなるため、荷物を軽量にしたい方がするスタイルです。
また無骨な地べたスタイルが好みの方も、タープ泊を好む傾向にあります。
「タープ」が主役の「タープ泊」では、タープが必須になります。
ハンモック泊
木の間に設置するハンモックを使って、キャンプ場で1泊する「ハンモック泊」。
ハンモックには屋根が付いていないので、タープがないと雨がダイレクトに入ってきます。
雨だけでなく虫や葉っぱ、木の枝なども降ってくるので怪我や衛生面からタープは必須です。
また寝る際にタープがないと他のキャンパーに丸見えなので、タープは目隠しとしても活躍します。
バイクでタープ泊・ハンモック泊におすすめのタープとタープポール
ここからはバイクで「タープ泊」や「ハンモック泊」をする時におすすめなタープを紹介します。
タープを購入する際、タープをタープポールがセットになっていると便利ですが収納サイズが大きくなることが懸念されます。そのため少し値が張りますが、タープとタープポールは別々での購入がおすすめです。
ここでおすすめするタープは収納サイズが小さく携行性が良い商品なので、キャンプツーリングでやっぱりタープは使いたい!という方も参考にしてみてください。
Snow Peak(スノーピーク):ライトタープペンタシールド
- 価格:14,300円(税込Amazon2022.8現在)
- 使用サイズ:幅400×奥行き320cm
- 収納サイズ:幅32×奥行き20×厚さ9cm
- 重さ:790g
- 耐水圧:1,800mm
アウトドアメーカーで有名なスノーピークの1人用タープです。軽量でコンパクトなので携行性抜群。シンプルな見た目でアレンジ張りも色々できるので、キャンプ初心者から上級者まで楽しめるタープです。
DDタープ(3.5×3.5)
- 価格:13,800円(税込Amazon2022.8現在)
- 使用サイズ:幅350×奥行き350cm
- 収納サイズ:幅30×奥行き20×厚さ8cm(実寸値)
- 重さ:1,050g
- 耐水圧:3,000mm
ソロタープを探していると必ず見かけるDDタープ。色々なサイズや形のバリエーションがあり、アレンジ張りの種類が豊富なのが特徴です。
1人でよりコンパクトにタープ泊したい場合は3×3を、ハンモック泊や少し余裕をもって使用したい場合は3.5×3.5〜がおすすめです。
mont-bell(モンベル):ミニタープHX
- 価格:10,189円(税込Amazon2022.8現在)
- 使用サイズ:幅338×奥行き280cm
- 収納サイズ:幅13×奥行き13×厚さ23cm
- 重さ:640g
- 耐水圧:1,500mm
超軽量コンパクトなミニタープ。タープ泊で使用する場合だいぶ開放感にあふれるタープ泊になるため、ハンモック泊での使用がおすすめです。
DODコンパクトタープポール
- 価格:3,903円(税込Amazon2022.8現在)
- 使用サイズ:直径19×高さMAX203cm
- 収納サイズ:幅40×奥行き16×厚さ5cm
- 重さ:1,000g
高さMAX203cmのポールが2本組み立てられて3,000円台と比較的安価で購入できるタープです。ツーリング仕様になっていて幅が40cmとタープポールの中ではだいぶコンパクトに収納できる商品です。
何回か使用して使う本数がわかれば、その数だけ持っていけば積載量が減らせるのも嬉しいポイント!高さ調節がしやすく扱いやすいのでとてもおすすめのタープポールです。
KEMEKO(ケメコ)テレスコカーボンポール180cm
カーボンポールで超軽量。収納サイズも44.5cmと問題なくバイクに積載できるサイズ感です。伸縮可能で180cmまで伸びます。また伸縮して高さを調節するため部品をなくす心配もありません。
価格は少し高めですが、バイク・自転車・徒歩など積載量を軽くしたい時に大活躍するので予算に余裕がある方にはとてもおすすめの商品です。
キャンプ道具を減らして面倒くさくないキャンプツーリングを楽しもう
キャンプツーリングはタープなしでも楽しめる理由をお伝えしてきました。
またタープが必要なキャンプスタイルもあるため、バイクに積載しやすいタープやタープポールも一緒に紹介しました。
キャンプツーリングをこれから始める方は、テントがあればタープは「絶対必要」なわけではないので注意してください!
タープを買わなかった分他のキャンプ道具にお金と時間を掛けられます。
ただしタープ泊やハンモック泊などを検討している方は、今回紹介して持ち運びやすいタープやタープポールを参考にしてみてください。
キャンプスタイルでキャンプ道具を決めて、なるべく軽量でめんどくさくないキャンプツーリングを楽しみましょう!